今日は、既に他のところにも書いた内容なのですが、ドイツ語の痛みの表現について。
痛みを形容する主な言葉は次の通りです。
(ここではウムラウトを使わない綴り方にしてあります。)
dumpf 鈍い
krampfartig, kolikartig 痙攣するような
brennend 焼けるような、ピリピリ、ヒリヒリ
stechend 刺すような、チクチク、キリキリ
ziehend 引き攣れるような、引っ張られるような
pochend 脈打つような、ズキンズキン、ドクンドクン
hell 明るい、はっきりした
bohrend (ドライバーなどで)穴を開けるような
drueckend ギューッと強く押されるような
wellenfoermig 波のような、うねりのある
oberflaechlich 表面的な
tief 深い
diffus 境界のはっきりしない、拡散した
「dumpf-drueckende Schmerzen」「hell-stechende Schmerzen」など、組み合わせて使う事もできます。
「どこが痛いか」
「いつから痛いか」
「ずっと一定の強さの痛みか、痛みが来たりやんだりするか、時間と共にどんどん強くなったか」
「どうすると痛みがひどくなる(・ましになる)か」
なども言えるように、自分をよく観察して、書き留めておきましょう。
また、腰痛(ぎっくり腰)など神経痛の場合には、次の事柄がとても重要です。
どれも、言葉で「どこ」と説明できなくても、指で辿ったり指したりしたら大丈夫です。
1.Schmerzausstrahlung 痛みが走る箇所(例えば腰→お尻→太腿の外側→膝の後ろまで、など)の有無
2.Pelzigkeit 痺れているような(触ると変な感覚がする、ぞろぞろ蟻が歩いているような感じ)箇所の有無
3.Taubheit 無感覚の(触っても感じない、感じにくい)箇所の有無
4.Laehmung 麻痺して動かせない箇所(例えば足の親指が上げられない、とか)の有無
5.Stuhlgang/Wasserlassen 排便・排尿のコントロールが出来ているか
3−5の問題が出た場合は、すぐに医者に行って、その旨伝えましょう。
持病、常用薬、アレルギー、過去の手術歴・大きな病歴、予防接種歴などは、予め辞書で調べて書きとめてお財布にでも入れておくと、いざという時に慌てずに済みます。
因みに外傷のできた時には必ず、過去のTetanus(破傷風)の予防接種について訊かれます。
ドイツでは、痛みというのは「急患」に数えられますので、遠慮や我慢は不要です。
医者に予約をとる時でも、急患というのは別枠になっていますので、痛みがある場合は「痛む」と言うと、大体はすぐに診て貰える筈です。
余談ですが、病欠証明書は前日までしか遡って出す事ができませんので、予約の時に「病欠が必要です」と言うと、その日か翌日には診てもらえる筈です。
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