欧州日本人医師会の青年会員は現在24名。ヨーロッパの医大生や卒業生が、各国の医療・大学・就職情報などを交換したり、サポートし合ったり。

2014年08月24日

財前教授のポーランド巡り。

はじめまして。
ポーランドの医大生、愛之助です。

初回はポーランドについて、医療ドラマ「白い巨塔」のロケ地を周りながら紹介します。

@ワルシャワ・ショパン空港(Lotnisko Chopina)に到着。改装されて、ドラマの風景とは少し変わりました。お花を持ってお迎えするのがポーランド流。

00.jpg

01.jpg

A財前教授がオペをしたワルシャワ医科大学(Warszawski Uniwersytet Medyczny)。私の通う大学です。

02.jpg

B財前教授が眺めた旧市街(Stare Miasto)の景色を同じアングルでどうぞ!右側のオレンジの建物が旧王宮(Zamek Królewski)です。

03.jpg

C財前教授が講演をした文化科学宮殿(Pałac Kuktury i Nauki)。中には映画館やクラブなどもあります。

04.jpg

D財前教授が宿泊したホテル・ブリストル(Hotel Bristol)。バーには、Mieldzyńskiさんという有名なソムリエの方が選んだワインが揃っています。

05.jpg

Eワジェンキ公園(Park Ładzienkowski)では毎週日曜日にショパンコンサートが開かれます。芝生にゴロゴロ寝転がって聴くのは最高に気持ちが良いです。

06.jpg

F負の世界遺産アウシュビッツ(Oświęcim)。行ってよかったと思いますが、その日は1日とても憂鬱でした。

08.jpg

以上、財前教授のポーランド巡りでした。
ドラマが気になる方は「白い巨塔」11話を見てみてください。
そして是非、ポーランドに実際に足を運んでください。

愛之助


↓ランキングに参加しています。クリックお願いします!
にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ 
posted by JMAE at 00:06| ポーランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月17日

応援よろしくお願いします!!

こんにちはブルガリアでインターンをしているSoulです。ブルガリアの大学病院での実習も残り一ヶ月をきり、医学部留学も終わりに近づいています。欧州でスポーツドクターになろうと決心して留学したのがもう6年前。今日はそんな私にとって最近の嬉しいニュースとブルガリア留学生活で忘れられない1日について書かせて頂きます。

先日、一人の日本人サッカー選手がオーストリア・ブンデスリーガ、一部リーグ所属の『SK Strum Graz』とプロ契約を交わしました。

その日本人選手というのが秋吉泰祐選手。

akiyoschi 1.jpg

サッカーに詳しい人なら既にご存知かもしれません。今年で25歳、これからの活躍が期待される選手です。高校卒業後すぐに海外に渡り、プロとしてのキャリアを積んでいます。2年前ブルガリアの首都ソフィアの『PFC Slavia Sofia』というチームとプロ契約を結び、ブルガリアリーグ初の日本人選手としてヨーロッパデビューを果たされました。

それが今ではチャンピオンズリーグに出たこともあるオーストリアの一部チームで挑戦されようとしています。これがどれだけ凄いことか、元アスリートの私にとっては憧れの対象でしかありません。

今日は秋吉選手の魅力を私の思い出話を少し交えて紹介したいと思います。

同じブルガリアとは言え、彼の所属チームからバスで7時間以上離れた街に住んでいた私にとって、医学部での勉強も忙しく、始めは秋吉選手と知り合うのは至難の業でした。

そんな私に秋吉選手と会えるビッグチャンスが訪れたのが移籍後数ヶ月、アウェイの試合で秋吉選手が私の住んでいる街に遠征で来た時でした。

これはまたとないチャンスと思い、一人意気込んでスタジアムに行った私ですが…

周りは血気盛んでフーリガンの様なホームチームのサポーターばかり…

しかも観客に日本人は、自分一人ぼっち… 

自分のホームなのに一人だけ完全にアウェー…

ホームチームのサポーターに囲まれている中、アウェイチームの選手の名前を叫ぶなどもちろん御法度です!!試合中は甲子園ライトスタンドで一人、某在京球団のユニフォームを着ている感じでした。

そんな中、試合終了後、運良く秋吉選手が私の方に近づいてきました。

『今しかない!!』意を決して私はフェンス越しに、思いっきり叫びました。

『秋吉選手――――――――!!』

今思うと相当無茶したなぁと思います。自殺行為に近かったですが、地元サポーターもドン引きするぐらいの声で叫んだのが効いたのか(笑)、幸い袋叩きには会わずにすみました。

ブルガリアで知り合いがいるはずもない遠征先で自分の名前が叫ばれるとは思ってもいなかった様子の秋吉選手でしたが、親切にも私のところまで来てくれました。

フェンス越しに私に許された時間はたったの1分間。自己紹介とスポーツドクターになりたい熱意を彼に思いっきり伝えました。

その熱意が通じたのか、どこの馬の骨ともわからない一学生の私を、それ以来試合に招待して下さったり、健康相談、他の日本人選手の入団会見の通訳などの大役なども任せてもらいました。日本ではできないような貴重な経験をさせてもらって今でも彼に感謝しています。これだけで彼の魅力が伝わればいいのですが…

思い出話はこれぐらいにして、肝心の秋吉選手のプレースタイルです。

その端正な見た目からは想像もできないくらい海外の選手にもひるむことなくガツンとぶつかっていきます!!そのガッツ溢れるプレーを見て、私もそれ以来秋吉選手のファンとなったのは言うまでもなく、今このブログを書いています。

医療従事者としては、怪我しないかハラハラしていたのが本音なのですが…

そんな秋吉選手のヨーロッパでの挑戦を、近い将来医師としてサポートできればと思って私はこれまで医学を勉強してきました。秋吉選手だけでなく、将来ある日本人アスリートがヨーロッパで怪我なく思いっきりプレーできるよう、そんなサポートができるスポーツドクターに私はなりたいです。

今シーズン秋吉選手が怪我をすることなく、活躍されることを願っています!!

秋吉泰佑移籍A.jpg

オーストリア在住の日本人の皆さん、もちろん他の国に住んでおられる皆さんも、是非とも試合会場に足を運んで秋吉選手の応援をよろしくお願いします!!

↓ランキングに参加しています。クリックお願いします!
にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(ヨーロッパ)へ 
posted by JMAE at 03:02| ブルガリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月05日

ドイツの病院で働き始める前に

皆様、こんにちは。ドイツの医師Sachiです。
前回の話しのハンガリーの卒業式とは全く違い、
うちの大学では卒業式どころかパーティーすらありませんでしたよ。
最終国家試験の実技は順番に行われるので、終わる日にちもバラバラですし、
証書は郵送で(しかも代引き!)送られてきました。


さて、今日の本題。
病院で実習や勤務する時には、
病気に感染したり、事故にあったりする可能性もあるため、
自分の身は自分で守る、という事も必要になります。

ドイツでしたら、まずは開始前に家庭医(Hausarzt)を選びましょう。
勤務の場合は、勤務先の企業嘱託医(Betriebsarzt)が特定の検査をしますが、
家庭医ではその他の予防接種や定期健診をしてもらったり、
病気になったら病欠証明書を出してもらったり、
医師免許の申請の時には健康上問題がない事の証明をしてもらったり。

家庭医が決まったら、まずは予防接種のチェックです。
自分が感染して病気になる心配だけでなく、
自分が媒介して重病の患者さんに感染させてしまうと大変ですから、
きちんと受けておきましょう。

ドイツには予防接種手帳(Impfpass)があり、それを常に携帯します。
↓Robert-Koch-InstitutのStaendige Impfkommission(STIKO)の推薦する予防接種
http://www.rki.de/DE/Content/Kommissionen/STIKO/Empfehlungen/Impfempfehlungen_node.html
これがドイツのガイドラインとなっており、
普通の公的健康保険では、これらは全て全額保険負担で受けられます。

因みに私が今迄に受けたのは:
破傷風、ジフテリア、A型肝炎、B型肝炎、ポリオ、麻疹、おたふく風邪、風疹、インフルエンザ。
日本では成人してからは殆ど予防接種を受けていなかったので、定期的に受け直さなければならないものなど、期限切れが随分ありました。
A型肝炎は本来健康保険ではなく雇用主が費用を負担するべきものだったのですが、「雇用ではなく実習するので」と交渉したら、健康保険が負担してくれました。

また、病院に限らず、ドイツで仕事する場合、仕事による怪我など(Arbeitsunfall)に関しては健康保険ではなく労災保険(Unfallversicherung)の領域になります。
例えば勤務中に転んだり、注射針で自分を刺してしまったり、というケースは勿論のこと、
勤務時間中だけでなく通勤中もカバーします。
(出勤のために自宅の玄関のドアを出た時から、帰宅して家の中に入るまで)
但し、それなりに自分の身を自分で守っていなければ保障されない場合があると聞いています。
例えば踵部分に固定するベルトがついていないスリッパのようなつっかけで転んだり、
前が開いているサンダルのような履き物で、上から何かを落として足を怪我したり、
という場合には、すんなりと保障はされないかも知れません。
事故があった場合、すぐに労災保険の認定医(Durchgangsarzt; D-Arzt)の診察を受けて事故直後の記録を残しておいてもらう事も大切です。
例えば、勤務中に転んだけれど大した事がないと思って放っておいて、何日か経ってやっぱり痛みがひどくなって・・・というような場合、転んだ直後の記録がないと保障が受けられない事もあり得ます。
恥ずかしがって黙っておらず、すぐに同僚や上司に相談し、どこに行って何をしておかなければならないか教えてもらうこと。

また医師という職業は、訴訟と背中合わせです。
投薬ひとつとっても、副作用のない薬はありませんし、
手術や注射でも、治療のためとはいえ体を傷つける行為です。
医者も人間ですから、自分がミスをする事もあり得ますし、
自分に落ち度がなくても病気などの八つ当たりで訴えられる事もあり、
それらは経済的にも大きな負担になりかねません。
そこで、万が一の時のために、
職業賠償責任保険(Berufshaftpflichtversicherung)に自分で入っておく事はとても大切です。

因みにドイツでは、医師は常に人命救助の義務を負っています。
プライベートな時間であっても、命にかかわる怪我人や病人を見過ごしにしたら罪に問われますので、たとえ自分の専門外で自信がなくても、どんなに急いでいる時でも、必ず救助して下さい。
但しそれには「自分の命を危険に晒さない事」という重要な条件がついていますので、これまた注意が必要です。


↓ランキングに参加しています。クリックお願いします!
にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ 
posted by JMAE at 07:23| ドイツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする