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2017年02月28日

日本と欧州の違い、ここにも

皆様、こんにちは。
ドイツの医師Sachiです。

欧州で医学を学んで、日本へ帰ったり、
日本で医学を学んで、欧州に来たり。

基礎的な医学知識は同じでも、
医療システムも、認可されている薬も違ったりして、
言葉の問題を抜きにしても、そう簡単ではありません。

例えば、イブプロフェン。
日本からのお客が持ってきたイブプロフェンを見て、びっくりしました。
なにーっ?たったの150mg?! 
ネットで見たら、日本では成人1日量600mgと出ていましたが、
ドイツでは1回量400−800mgで、1日最大量2400mg
(但し600mgでレセプターがほぼ100%使われてしまうので、
一般的な1回量は最大600mgです。)


予防接種も、今はどうか知りませんが、
私は日本では学校で受けていたので、卒業後はもう受ける事はありませんでしたし、
母子手帳以後は、予防接種の記録も残っていません。
ところがドイツでは、予防接種手帳があり、
例えば破傷風は10年毎、というように、
かなりの高齢者まで、定期的に予防接種を受け続け、記録もされます。
健康保険が全額負担してくれる予防接種も多く、
おたふく風邪、麻疹などの症例も、殆ど見掛ける事がありません。

日本人に胃癌が多いのはもう世界の常識ですが、
先日の加藤先生のコラムにあったように、
乳癌も、日本人西洋人では発症年齢のピークが違うとか、
日本人の方が痩せ型糖尿病が多いとか、
挙げ出したらきりがなく、
医者として気を付けて診るべきポイントもかなり違います。

ヨーロッパ内でも医療システムは色々違うので、
当医師会の先生の間でも情報交換は欠かせません。
いつもとても勉強になります!


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posted by JMAE at 08:45| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする