欧州日本人医師会の青年会員は現在24名。ヨーロッパの医大生や卒業生が、各国の医療・大学・就職情報などを交換したり、サポートし合ったり。

2020年01月18日

メルマガ第3回ドイツの医学部における臨床実習

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2年前のメルマガ第3回
ドイツの医学部における臨床実習【2018年1月16日発行 Vol.30】

欧州日本人医師会青年部から、こんにちは!ドイツの大学病院で麻酔科医をしているKimikoです。今回はドイツの医学教育で大きなウェイトを占める臨床実習についてご紹介したいと思います。

ドイツの医学部では6年間を通して3種類の実習が必須となります。 まず、基礎医学科目を修める初めの2年間では、合計90日間の看護実習を行わなくてはなりません。食事や排泄などの介助、バイタルサインの測定、配膳、(看護師の監督下で)点滴の処置や薬剤の投与など、患者さんとの接し方や病棟の仕事を初めて体で感じながら学ぶ、大事な実習です。

基礎医学課程を修了し第1次国家試験に合格すると、3年間の臨床医学の課程が始まりますが、この間には30日間の臨床実習を4期行わなくてはなりません。実習内容は採血、点滴などの基本的手技の習得と、問診・全身の診察、診断やカルテの内容の理解、添書の作成、とかなり実践的になります。

臨床医学課程が修了し、第2次医師国家試験に合格すると、PJ(Practice Year)と呼ばれる実習漬けの1年間が待っています。医師になるための総仕上げの実習ですので、1人で予診を行ってあらかじめ診断をつけたり、薬剤の静脈内投与、手術の第2第3助手、簡単な傷の処置と、ほぼインターンのような内容となります。

ちなみに、6年目のPJ以外の実習は学期の間の休暇中に行わなくてはなりません。学期の間には2、3ヶ月の休暇があるのですが、その大部分はこのような実習や博士号取得のための研究に費やされて、ゆっくりとできるのは数週間ほどだけというのが実情です。

また、実習先は基本的に全て自分で手配しなくてはなりません。休暇や研究の予定を考えながら、半年から1年前には希望の病院や科にコンタクトを取って書類をやりとりしたり、遠方であれば滞在の手配をしたりと、かなりのマネージメント能力が必要となります。ただ、実習内容の規定を満たせば世界中どこで実習をしてもいいので、旅行がてら海外を飛び回る学生もいて、うらやましいなあと思う事もしばしばです。

ドイツでは、実習の最終日にお礼の気持ちとしてケーキやお菓子を持って行くのが習わしとなっています。買った物も時々ありますが、大抵は手作りのケーキやマフィン。男子学生もお母さんやおばあちゃんのレシピで一生懸命焼いてくるんですよ。私達スタッフもこの最終日のケーキを励みに(笑)熱のこもった指導をしています。「え、君、これが初めての挿管?それは、明日ケーキを持ってこなきゃだなあ。。」なんて具合に。

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ドイツ・マインツ大学病院の正門


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日本から学生さんが来て、シュミレーション実習に参加!


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posted by JMAE at 00:59| ドイツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月02日

メルマガ第2回 ハンガリーでの医学生活


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2年前のメルマガ第2回 ハンガリーでの医学生活 【2018年1月2日発行 Vol.28】

欧州日本人医師会青年部から、こんにちは!ハンガリーで医学生をしているいづみです。

皆さん、年が明けていかがお過ごしでしょうか。心機一転、新しい目標を立てられた方も多いと思いますが、私の2018年の目標は健康に毎日を楽しく過ごすことです。

先月Sachiさんがドイツのクリスマス・新年についてお話しされたように、ハンガリーもクリスマスは家族と過ごし、新年は友達とパーティーをしながらお祝いする、といった感じです。

ハンガリーの首都ブダペストは「ドナウの真珠」と言われるほど夜景がきれいです。大晦日には屋台や出店が多く出て、街中で新年をお祝いします。また、年が変わる瞬間には花火が上がり、その景色見たさに多くの人が集まります。

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さて、日本人の私がハンガリーで医学を学んでいる理由ですが、心室中隔欠損症を患って生まれてきた私は、幼い頃から医師になることが夢でした。高校の時にアメリカ人に観光案内をする機会があり、異文化の人々と関わることに憧れを持ったため、海外の医学部を目指しました。

アメリカやイギリスは学生の多くが現地人なのでハードルの高さを感じていましたが、インターナショナルコースを持つハンガリーの医学部と出会い、進学を決めました。日本の私立医学部より学費が安く、国立医学部よりも面接を重視する入試であることも魅力でした。また、ハンガリーで国際色豊かな友人と共に学ぶことは、医師になるための勉強だけでなく、日本で報じられない「現地の声」を聞くことにもつながり、毎日がとても充実しています。

勉強漬けの毎日ですが、息抜きとして映画を観たり、ホームパーティーをしているときはハンガリーに来て良かったと思える瞬間です。それもお酒が大好きなノルウェー人、おにぎりを毎日食べるパキスタン人や1時間遅刻するスペイン人など、面白い友達がたくさんいてくれるおかげです。

これからもそんな友人との時間を大切に頑張っていこうと思います!

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posted by JMAE at 20:23| ハンガリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする