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2014年06月01日

ドイツでの就職活動の流れ

皆様、こんにちは。ドイツの医師Sachiです。
今日は就職活動(Bewerbung)について。

ドイツで就職活動をする場合、
応募書類の送付→面接に招待される→後日返事が来る
というかたちが一般的です。

応募書類は、
・志望動機などを書いた手紙(Anschreiben)
・写真付きの履歴書に各証明書のコピーをつけたもの

を専用ファイルにまとめて送ります。

写真はきちんとBewerbung用として写真屋さんで撮ってもらうのがいいでしょう。
コピー代もけちらずに上質なものにします。因みに新卒の時に私がつけたのは、医学部修了証書(Urkunde)、外国人用の限定医師免許(Berufserlaubnis)、国家試験の合格証書、実習(Famulatur)の証明書、日本の大学の卒業証書及び成績証明書でした。新卒でなければ、それまでの職場のボスに書いてもらう評価書(Zeugnis)が非常に重要になります。
これらは基本的に返却されるので、手紙以外は状態がよければ使い回しもできますし、
写真を貼り付ける用に「剥がせる接着剤」も売っています。
手紙は非常に重要ですから、決まり文句だけというのはお勧めしません。
これを丁寧にきちんと書くと、面接に招待される率がぐんと上がります。

応募書類に掛かった費用は税金控除の対象になりますから、
レシート類は全て取っておきましょう。
(但し、税金控除というのは、税金を納めた年に掛かった経費についてするものですから、例えば年末に就職活動をして1月から働き始めるような場合には、それはできません。)

医師に限らず一般に、面接に行くための交通費(及び必要な場合は宿泊費)は、面接に招待した側が負担する事になっています。
「交通費の負担はしません」と明記されている場合だけは例外ですが、
何も書かれていない場合は、後日電車の切符などを自分の銀行口座番号と共に送ると、相当金額が振り込まれます。

職業柄、面接にはスーツでなくとも構いませんが、きちんとした服装で。

志望動機やこれからのキャリアの計画を語れるのは勿論のこと、
質問されそうな事を予想して、それに対する自分の答えを作文して、話す練習をしておく事は大事だと思います。

待遇などについても、一応自分の希望を考えておきましょう。
給与についてはキャリアごとに妥当な金額(Tarif)が出ていますので、それを調べておきます。
契約については、最初の何箇月間かは試用期間(Probezeit;その期間は有給休暇は取れず、急に解雇される事もあり得る)になり、それが過ぎてから本採用、というかたちが一般的です。
本採用でも、最初は1−2年契約、その後で無期限契約、というのが多いと思います。

専門医になるまでの期間は特に、病院を移りながらキャリアを積む人が多い。ただ、専門医になるための規定は州によって異なる事があるため、専門医になる前はなるべく州を移らない方がいいでしょう。
また、病院によって「Weiterbildungsberechtigung/-befugnis/-ermaechtigung」などという、「特定の専門医になるための研修を許可された年数」というものがありますので、就職先を決めるうえで、それも重要なポイントになります。

あと、第一志望のところに面接に行く前に、
「どうでもいい」ところに面接に行っておく事を強く勧められました。

DUDENからBewerbungについてのガイドブックが出ていて、
私の場合はそれがとても役に立ちました。


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posted by JMAE at 07:49| ドイツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする