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2015年04月10日

家庭医救急当直、その1

またドイツの片田舎よりKenjiです。
今日は産婦人科の医師が行う家庭医救急当直のお話。

ちなみに一般内科、小児科などの専門トレーニングは一切していません。医師免許取って以来産婦人科一筋です。こんな私がこの当直をするようになったのは、ひとえに人不足、と言うより内科、家庭医不足によるもの。
ここは大都市からは120kmほど離れた田舎で、開業医の年齢が毎年上昇しています。
若い医者は殆どが大都市志向で、田舎の開業医が後継者を見つけるのは至難の業。
当直も一週間毎晩続く激務ですので、ある一定の年齢になると免除されます。
だから毎年毎年該当者が少なくなり、以前は内科、小児科、外科、整形外科などの医者で回していたのですが、段々範囲が広がり、産婦人科も免れなくなってしまいました。
来年からは例外なしに全科の開業医が当直を相務める事となり、
「レントゲンなしでどうやって診断できるの?」(放射線科の医師)
「血液とか尿しか知らない。」(臨床検査医師)はまだ可愛い方ですが、
「生きてる人間診たことない。」(病理学医師)などになると悲鳴というか悲劇と言うか(笑)。

これを読んでいられる方々は、多分まだ若く、大学か、卒業して大病院に勤務していらっしゃるかでしょう。ということは、周りにハイテクの機械が揃い、それを駆使して診察されていることと思います。
ここの当直は全く逆のローテクで、往診に行く時に鞄の中に入っているのは聴診器と血圧計だけ
これで一体どうやって診察するのでしょうか。答えは次回に。


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posted by JMAE at 07:12| ドイツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする