
ドイツの医師Sachiです。
先週末は、プラハで欧州日本人医師会の総会が開催されました。

イギリス、イタリア、フランス、ドイツ、スペイン、スウェーデン、
日本、ハンガリー、チェコ、ルーマニアから、
19名の会員が参加しました!
パリの精神科医、太田先生の講演を聞いたり・・・
ローマの内科医、中田先生の東洋医学の世界を垣間見たり。
健康相談会もお陰様で好評で、
本当に充実した週末となりました。

さて、総会終了後、残った先生方と晩御飯を食べに行ったら、
隣のテーブルの人がいきなり椅子から崩れ落ち、意識を失いました!

ベテランの先生方が駆けつけて、すぐ気道確保。
自発呼吸はある、脈もゆっくりめで正常。
その人のポケットからインスリンが出てきたので、
私が持っていた測定器で血糖値を測ってみたら・・・
低っ

流石にブドウ糖点滴までは持ち合わせていないので、救急車待ちとなりました。
ウェイターが青い顔で「まだ生きてる?」と、おろおろ。
インスリンを指差して「これ打つ?」とか訊くので、「Nooo!

ところでチェコでは、血糖値の単位が「mg/dl」ではなくて、ちゃんと「mmol/l」なのですね。
ドイツでも正式にはもう切り替えた筈なのですが、
いやいや、やっぱり慣れ親しんだ単位が根強く残っていて・・・ハズカシイ

帰宅してから慌てて換算表をプリントアウトしてケースに入れました!
(因みに「32mg/dl」は「1.8mmol/l」です。
およその計算は「18で割る」と覚えておくといいそうです。)
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