ドイツの医師Sachiです。

卒業後、本当はヨーロッパに残りたいなあと思っている留学生で、
「でも日本の家族の事が心配で・・・やっぱり日本に帰らないと・・・」
という方、結構多いのです。
でも、よーく考えてみて下さい。
日本で医師として働いていて、親の面倒みられますか?
医師じゃなくて普通のサラリーマンでも、同居していても、
介護どころか家事の分担すら無理!という人、決して珍しくありません。
反面、ヨーロッパでは1か月位の長期休暇をとるのは左程難しくありませんし、
年6週間の有給休暇で足りなければ、交渉して無給休暇をくっつける事もできます。
親の看病などの正当な理由があり、職場で高評価を受けていれば、
何とかしてくれる可能性はかなり高い。
現に私の周囲では、
日本の親が倒れたり、手術を受けるとなった時、
同居や近所のきょうだいがいるのに、全くあてにならず、
ドイツから長期で手伝いに行く人が、結構います。
私自身も、病院勤務時代にやった事があります。
(ただ、子どもができると、そう自由には動けない時期がありますが・・・)
あと、
「ヨーロッパに残りたい気持ちはあるけれど、どうしようかな・・・」
と迷っている方。
もし残りたいのなら、3年生くらいから、語学の準備が必要です。
行きたい国を決め、その国の言葉を習得し、
できれば在学中の実習でその国へ行き、下見し、人脈を作る。
卒業したら、ヨーロッパに滞在できるビザが切れます。
語学ビザやワーホリビザでつなぐとしても、その短さでは、
就職活動や書類の書き換えなどが、精一杯。
そこで一から語学をやっている時間はありません。
卒業して、「さあ、これからどうしよう?」では間に合わないのです。
よく考えて、早めの行動開始をお薦めします!

因みに、私たち欧州日本人医師会青年部会では、
卒業間近の学生会員対象にメンター制度というものを実施しており、
必要に応じ、マンツーマンで欧州での就職活動や準備のサポートをしています。
(但し、会員外のサポートまでは手が回りませんので、ご了承下さい。

・・・という訳で、卒業後ヨーロッパに残りたい人は、是非ご入会を。

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・現在ヨーロッパの医学部に在籍していてヨーロッパで就職したい学生(臨床医学課程以上)
・ヨーロッパで働く研修医(まだ専門医になっていない医師)
の方は、青年会員として入会する事ができますので、お問い合わせお待ちしています!