ドイツの医師Sachiです。

先週末はミュンヘン空港の近くの町、Freisingまで勉強会に行って来ました。
このFreisingという町、何と紀元前4200年頃から居住跡があるそうです!
ここには現存する世界最古のビール醸造所もあって、なんと1040年創業です!
さて、今回参加したのは、心臓循環器内科の勉強会だったのですが、
心臓カテーテル治療の歴史40年という事で、
心臓カテーテル治療の創始者の一人であるGruentzig先生の元同僚のMeier先生が、
当時の貴重な映像などを見せてくれました。
Gruentzig先生が、
カテーテルのガイドワイヤーを平たいオメガ(Ω)のような形に自分で曲げて、
ワイヤーの先端を狭窄部まで通し、反対側の先端を電気ドリルに接続し、
ワイヤーを回転させて、狭窄部を広げるという・・・

そして、その後造影剤を入れると、狭窄部がちゃんと広がっていました!

Gruentzig先生は残念ながら飛行機事故で若くして亡くなられたのですが、
第1号の患者さん、今もお元気だそうです。
その後バルーンカテーテルが発明され、
(Gruentzig先生が冠動脈以外の血管用のバルーンカテーテルを
ご自宅の台所のオーブンで製作している写真も・・・!

ステントが発明され、改良され、
次々と新薬が出て・・・
という、歴史の生き証人のお話しは、凄く興味深かったです!
ちょっとピンぼけですが・・・他の講演の一つより。
実際に処方されたNOAKの用量、国の差が興味深いです。
日本(2段目)は断然、低用量。
そして、ここの大聖堂にもいましたよ!
↓ランキングに参加しています。クリックお願いします!



・現在ヨーロッパの医学部に在籍している学生(3年生/臨床医学課程以上)
・ヨーロッパで働く研修医(まだ専門医になっていない医師)
の方は、青年会員として入会する事ができますので、お問い合わせお待ちしています!