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2018年02月21日

雪国ならでは!さて何休暇?

初めて投稿します。フレンチアルプス、モンブランの麓にある小さな総合病院で一般内科・感染症科医の研修をしている者です。

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フランスの学校では先週から『冬休み』が始まっていますが(年末年始の休暇は『クリスマス休暇』と呼ばれます)、別名『スキー休暇』と呼ばれます。当地は四方を山に囲まれており、シャモニー・モンブランやムジェーブといった観光地が近いため、夏は登山、冬はスキーとフランス国内のみならずヨーロッパ中から観光客が集まり、街中だけでなく病院も賑わっています。

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モンブランで起きる病気、事故の一次・二次救急は当院の救急が引き受けています。集中管理が必要な三次救急はグルノーブルやジュネーブにある大病院に直接搬送されます。もちろん搬送はヘリコプター。救急車では行きつけないような場所や時間がかかり過ぎる場所が多いからです。ハイシーズンはひっきりなしにヘリがやってきます。私の勤めている病棟はヘリポートのすぐ横にあるので、夏の暑い日に窓を開けていると、轟音のために診察をしばし中断することも。

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特に多いのは山での事故による外傷なので、ハイシーズンの間、外科病棟は病床数を増やして対応しています。感染症科の病棟も例えばこの時期、慣れないスキー靴で靴擦れしてその傷が重症感染症を起こしてしまったケース、外傷のオペ後の感染など、外傷絡みのケースが増えます。

休暇で当地に来ていたはずの患者さん達は皆「まさか自分が旅行先で入院することになるとは思わなかった」とおっしゃいます。いざという時のために必要な備えをしつつ、怪我や病気には気をつけて、楽しい休暇を過ごしていただきたいものです。

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posted by JMAE at 06:25| フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする