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2020年12月20日

2020年のロンドンの様子を振り返って

こんにちは、イギリス、ロンドンのネコです。

今日は、ロンドンのコロナパンデミックの状況について、簡単にまとめてお伝えします(情報に正確でない部分があるかもしれません、ご了承ください)。


3月21日から6月末まで、第一次ナショナルロックダウン、この時は、スーパーマーケットと病院、薬局以外、全部(学校も)閉鎖されました。

この期間は通常、進級に関わる試験があるのですが、延期されたり、オンラインになったり、また、学校が閉鎖したことで学生が十分に準備できず、進級テストの平均点が例年よりかなり下がったということが報道されていました。

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3月末のピカデリーサーカス


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人気のない地下鉄の駅


7月上旬から、段階を経て、学校、大学、美容・理容室、8月からは、商店、カフェ、レストラン、映画館、美術館が徐々にオープンしました。国内旅行は可能となり、夏のバカンスは、スコットランドやコーンウォール地方(英国最南西部)の観光地が通常よりも賑わっていたとのです。海外への渡航は制限がありましたが、それでも、イタリア、フランス、スペインへ出かけた方も結構いた様です。8月9月は、海外旅行者はほぼいないものの、国内からの渡航者でロンドンはそれなりに賑わっていました。しかし、第一次ロックダウンの影響で街の多くの部分で、レストランやパブ、ブティック、ホテルは既に閉店、空きのテナントも目立ちました。それに伴い、元々外国人労働者の多いイギリス、多くの外国人労働者はこの期間に仕事がなくなり、母国へ帰国せざるを得なかった人も多くいたと聞いています。9月11日からは、“6人ルール”というのが、発表され、6人までなら、室内でも会うことが可能となり、割と通常に近い状態になりました。しかし、この時点でも、コンサートホールやミュージカル等のシアターは、開場が許されていませんでした。N H S -C O V I D19の携帯アプリもこの頃から、普及し始めます。


この一ヶ月後、第二波がやってきます。10月14日より、ナショナルロックダウンを避けるため、地方ごとに3段階(medium/high/very high)に分けて規制をかけると発表しました。この時点で、規制があまりにも頻繁に変わるので大半の国民は混乱。政府はナショナルロックダウンは、経済への影響が激しいため、2度目はないとしていたものの、11月3日から12月1日まで一ヶ月限定でナショナルロックダウンとなります。欧州国ではクリスマスはとても特別で、家族で過ごすことがとても重要視されており、この処置は楽しいクリスマスのためだから、その前の一ヶ月我慢しましょう的な、雰囲気でした。延期も懸念されていましたが、無事、12月2日から、ロンドンでは、Tier2(この時期からTier1-3制度が導入)とされ、商店、カフェ、レストラン、パブがオープンし、さらに、3月以降ずっと閉鎖していたミュージカルやバレエ等のシアターも半分の客数キャパシティでオープン可能とされました。街は、クリスマスムード。12月8日からは、ワクチン投与も始まり、希望と明るい雰囲気になっていました。


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1214Regent Street


が、それも束の間、この10日間で一ヶ月のロックダウンの反動もあり、多くの国民が動いたため、感染者数が一気に増え、12月16日から、ロンドンはTier3(最も厳しいレベル)となり、たった2週間で、渋々、シアター等は閉鎖。それでもこの時点では、クリスマス期間(12月23日から28日)は、規制を緩めるので、家族は集まってクリスマスホリデーを過ごすことは可能とさていました。しかし、その3日後の12月19日に、新たにTier4(スーパーマーケット、病院薬局以外閉鎖)が設定され、12月20日より導入、クリスマスも12月25日のみ、3ハウスホールドまで集まって良いとされ、今まで設定されていたクリスマス特別処置ははかなく中止と発表されました。その事情は、急速に倍増し続ける感染数と死者数、変異株が現時点で23種類検出されていることなど、N H Sのパンクを避けるための仕方なしの処置とされています。変異株は感染力が通常株より強いが、重症になるケースが増えるわけではないと現時点では発表されています。そんなこんなで、イギリス一般市民は、コロナ感染の懸念に加え、日々変わる規制に翻弄、混乱、精神的なストレスは、高まる一方の今日この頃です。

1219日のニュースより。


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posted by Shota at 23:14| イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする