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2017年11月29日

歴史のはなし

皆様、こんにちは!
ドイツの医師Sachiです。

先週末はミュンヘン空港の近くの町、Freisingまで勉強会に行って来ました。
このFreisingという町、何と紀元前4200年頃から居住跡があるそうです!
ここには現存する世界最古のビール醸造所もあって、なんと1040年創業です!


さて、今回参加したのは、心臓循環器内科の勉強会だったのですが、
心臓カテーテル治療の歴史40年という事で、
心臓カテーテル治療の創始者の一人であるGruentzig先生の元同僚のMeier先生が、
当時の貴重な映像などを見せてくれました。
Gruentzig先生が、
カテーテルのガイドワイヤーを平たいオメガ(Ω)のような形に自分で曲げて、
ワイヤーの先端を狭窄部まで通し、反対側の先端を電気ドリルに接続し、
ワイヤーを回転させて、狭窄部を広げる
という・・・
そして、その後造影剤を入れると、狭窄部がちゃんと広がっていました!

Gruentzig先生は残念ながら飛行機事故で若くして亡くなられたのですが、
第1号の患者さん、今もお元気だそうです。

その後バルーンカテーテルが発明され、
(Gruentzig先生が冠動脈以外の血管用のバルーンカテーテルを
ご自宅の台所のオーブンで製作している写真も・・・!
ステントが発明され、改良され、
次々と新薬が出て・・・
という、歴史の生き証人のお話しは、凄く興味深かったです!


P1120493.JPG
ちょっとピンぼけですが・・・他の講演の一つより。
実際に処方されたNOAKの用量、国の差が興味深いです。
日本(2段目)は断然、低用量。


P1120486.JPG
そして、ここの大聖堂にもいましたよ!


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posted by JMAE at 05:35| ドイツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月15日

海外の予防接種事情

皆さんが最後に予防接種を受けたのはいつですか?

大人になるとインフルエンザの予防接種を年に一度受けるといった感じですよね。

予防接種の記録は日本だと母子手帳に記録してお母さんが保管しているから、昔の記録は手元にないという人も多いのではないでしょうか。

国によって義務づけられている予防接種は違うので、私はアメリカに留学する時に追加でいくつか受けました。

ドイツでは予防接種パスポート ”Imfpausweis” というものを皆さん持っています。
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WHOが発行しているもので、感染症の多い国や地域では提示を求められたりするそうです。

私も今月職場でインフルエンザの予防接種があるので、この期に全ての記録をこのパスポートに移しました。

予防接種事情は年々変化していますが、皆さん今年もインフルエンザの予防接種はお忘れなく!

以上、スマホからのブログ更新は初めて😅のトヨダでした。

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posted by JMAE at 21:07| ドイツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月03日

ドイツの救急医療

初めまして。
EUにおける日本企業の基地、デュッセルドルフにある総合病院麻酔科勤務のケンです🌟
今日はドイツの救命救急医療について少しですが、お話させていただきます!

ドイツと日本の救命医療決定的に違うと私が感じるのは、
ドイツでは医師が事故、発作現場に直接出向くシステムが構築されているということです。
心筋梗塞脳出血などの場合は、医師による初期治療が直ちに開始できるメリットがあります。

救命救急医は病院消防署当直室で待機、
ベルやポケベルがなると、ドクターカーヘリコプターに乗って出動します。
また、ICU患者の病院間の搬送も救命救急医が付き添います😃

救急隊員による、二時的な要請による時間のロス
また、コストがかかるという点がデメリットでしょうか?
そのため、お隣のオランダでは日本と同じ、Load and go方式が取り入れられてます!
患者さんに最低限の処置を施して、最寄りか、症状に見合った病院に搬送するというものです。

例えば脳梗塞の症状があってバイタル安定の患者さん。
救命救急医が現場に駆けつけても、cCTなくては何もできませんよね?
ベルリンの一部の救急車にはCTが導入されているとのことですが、まだまだ実験的なものです。
コスト VS メリットのバランスが不釣り合い過ぎるのではないでしょうか?

kyukyu.jpg

話は変わりますが、ドイツでは救急救命医は専門医ではありません!!!
救急外科の圧力が強すぎて専門医過程の構築が認められない、とうかがってます。

ドイツで救命救急医の資格取得に最低限必要になるのは
🚩麻酔集中治療の経験6ヶ月
🚩並びに臨床経験18ヶ月
🚩救命救急医養成講座の受講と、
🚩挿管50件
🚩胸部drainage2件
🚩心肺蘇生10件
また実習医として救命救急医に付き添い、
🚩死亡に繋がり得る患者の救命10件
🚩勤務時間最低72時間
🚩後に、簡単な臨床試験です。
正直、医師なら意外と誰でも簡単に救命救急医を名乗ることができます。

ここ最近はによって認定医取得を救命活動の条件としている場合もあり、
その場合、履修要項がきちんとあって、
🚩医師会の発行する履修カタログを教授にサインしていただき、
🚩医師会の認定医試験を受ける義務が発生します。
🚩また、臨床経験30ヶ月出動数50と、
少しだけハードルが上がります。

尚、認定医救命救急医の資格取得後になる事ももちろんできるので、
資格を得て、実際に救命活動をしながら、認定医試験を受ける先生が大半です😁

近年はテロの被害に備えて、様々なコンセプトが構築され、
救急救命も若干命がけになりつつありますが、
病院外での医療はとってもいい社会勉強になります。

移民キャンプ老人ホーム
薬物中毒患者交通事故
新聞にも掲載されるような事件の対応
最前線で味わえる救命救急医
皆さんも一度は経験してみてはいかがでしょうか?



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2017年08月20日

ドイツ家庭医の夏休み

皆様、こんにちは!
ドイツの医師、Sachiです。

私の勤務している家庭医開業医院も、3週間の夏休みに突入しました!
2週間休診の医院が多い中、3週間というのは太っ腹です。
・・・因みにうちの医院、なんと年間で9週間も休診なのです。
(以前にも書きましたが、近所の医院と話し合って休暇を決め、
お互いに代診し合うようになっています。)


ご夫婦で開業されているのですが、
男院長先生は水曜日の午後からもう居なくなって、
なんとイタリアに向けて自転車で出発されたとか!
700-800kmくらい?!
しかも、標高2108mのゴッタルド峠越え?!
お子さんが医者になっている位の年齢なのに!びっくり。
初日の水曜日に、既に120km走ったそうです。

女院長先生は金曜日まで診療して、後で車で追いかけて、合流されるそうです。

さて、先週末、一足先に、
青年部の医師メンバー数名で、フランスのアルザス地方へ週末旅行してきました。

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フォアグラ

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しゃぼん玉を吹く、からくり人形。

おいしいものを食べて、アルザスの地ワインを飲んで、夜更けまで喋りまくって、
とっても楽しかったです!
この出会いに感謝。
そして、週末にこんな旅行ができるのは、ヨーロッパの醍醐味ですね。



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2017年04月27日

黒い森は今日も雪

皆様、こんにちは
ドイツの医師Sachiです。

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今朝の出勤風景です。
4月末なのに!


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2017年03月13日

卒業シーズン

日本は卒業シーズンですね
もうすぐ桜が咲くころでしょうか。

日本は桜のお菓子とか色々商品展開があっていいですよね

私は2月に2週間の休暇があったので、沖縄でお花見をしてきました。
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今帰仁の夜桜とっても綺麗でした。久しぶりの桜に感動です。

ヨーロッパはあと2週間でサマータイム
ハンブルクも暖かくなってきたので、今週末は窓掃除をしました。
ワルシャワ1年目の時は年末の大掃除で窓掃除しようとして、
洗剤を吹きかけた瞬間に凍結して全く拭けないという大失敗、、
そっか〜そうなりますよね〜って感じ。
想像力の欠如、と母に言われるのです。



今週と来週は夜勤と週末勤務があって若干ブルーですが、
それが終われば月末に4連休!
がんばろうっと。

では

とよだ

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2016年12月24日

留学生にメリー・クリスマス

皆様、こんにちは! 
ドイツの医師Sachiです。

以前にも書いたと思いますが、
クリスマスというのは、在欧留学生にとって一番孤独を感じさせられる時期だと思います。
皆が帰省してしまって、普段学生が溢れているところはゴースト・タウンのようになってしまう。
あのシーンとした空気は、何年経っても忘れられません。

でも、それもいつか、思い出になります。
(医師になって病院勤務になったら、どっちみち盆正月のない生活ですしね 
皆さん、負けずに頑張って下さいね!

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 Merry Christmas!


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posted by JMAE at 23:44| ドイツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月06日

新人医師(男性)のキッチン

皆様、こんにちは!
ドイツの医師、Sachiです。

愛之助さんに続きまして、クリスマス・マーケットれぽです。

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日本医師会のJunior Doctors Networkの先生がドイツにいらっしゃったので、
週末にびゅーんと車でミュンヘンまで日帰り、往復520kmくらいでした。

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クリスマス・マーケットの屋台で、ソーセージ 

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立ち寄った、当医師会青年部の新人医師(男性)宅のキッチン。
なんでこんなにお洒落できれいなの?!


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2016年12月05日

Saint Nicholas Dayって知ってる?

日本ではいい子にしてると24日の夜にサンタさんがプレゼントを届けてくれますよね

ドイツやポーランドにはSaint Nicholas Dayという日が12月6日にあって、
サンタクロースは5日の夜にやって来るんですよ
24日にやってくるのはサンタクロースではなく、Weihnachtsmannという別の人なんだとか。

私は待ちきれなかったので、すでにプレゼントを貰っちゃいました

暖かく着込んで外に出ると、街はクリスマスマーケットとイルミネーションできらっきらしています。

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ホットワイン
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マグカップは返却すると2ユーロ戻ってきますが、
記念に持って帰ることもできます。

色々あるなかでも私のお気に入りはチョコグレープ。
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寒くて長い冬もクリスマスマーケットのおかげで毎年楽しく過ごすことができます
Silvester(年越し)はどう過ごそう。

皆さま素敵なクリスマスを
愛之助

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2016年09月07日

ドイツの医師の夏休み

こんにちは!ドイツの医師、Sachiです 
皆様、楽しい夏休みを過ごされましたか?

ドイツでは医師に限らずどんな職業でも、
年間28−30日位の有給休暇があるのが普通だと思います。

土・日・祝日は入れませんから、
1週間5日で数えると、約6週間
それで、どうやって仕事がまわっていくの?と思うかも知れませんね。

病院勤務ですと、一度に多くの人が休暇をとると困るので、
年末年始頃にチームが集まって、
「誰がいつ休むか」という1年間分の休暇ローテーション表を作ります。
それで、ほぼ常に誰かが休暇をとっている、チーム全員が勢揃いする事は滅多にない、
という状態で仕事をまわしていきます。
誰かが休暇から戻ってくると、別の誰かが休暇に行くという感じなので、
仕事はちゃんと引き継がれていくし、合計人数もほぼ一定です。

 クリスマスと年末年始は、チームを二つに分けて、
1週間ずつ半分が休み、残りの半分でまわす事が多いです。
患者さんも家に帰りたがるので、入院患者数も一旦減るので何とか。)

 休暇でなくても、夜間や週末などは、当直医が全ての面倒を見るので、
たとえ自分が担当している患者さんの事でも、電話がかかってくる事はまずありません。
だから、引き継ぎ慣れしているのかも知れません。

開業医院ですと、大体夏に2週間は医院を閉めます。
あとは、イースターやペンテコステの頃に1−2週間とか、
クリスマスから年末年始の頃に1−2週間とか。
これまた近くの医院同士で話し合って、緊急時の代診を頼み合っておきます。
それで、ちゃんとまわっていくんですよー!

(ま、例外はどこにでもありますが、飽くまでも私の周囲の一般論です。)

私が勤務している開業医院でも、
8月は2週間休診でした! 

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で、日本から母も遊びに来て、家族で
車で西隣の国(フランス、アルザス地方)へ行ったり・・・

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南隣の国(オーストリア、チロル地方)に行ったりしました♪ 

日本みたいに祝日は多くないし、振り替え休日もないのですが、
こういうかたちで休めるのは魅力です。




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