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2016年06月07日

ルーマニア医学留学 よくある質問

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どうも、ルーマニアから、うどんです。
もうすでに名前をトンカツかプリンもしくは餃子に変えようか迷っています。

続きまして今回は、良く受ける質問について書いてみます。

 入学の準備
入学試験を受けるまでと転校する場合の手続きは、前の大学の書類提出以外ほぼ同じです。
・高校の成績証明書のルーマニア語翻訳アポスティーユ付き
(※西麻布のルーマニア大使館で日本語ルーマニア語翻訳の国家試験を持った通訳さんを紹介してもらい頼み、公証人にいろいろやってもらって外務省でアポスティーユの判子押してもらったような記憶)
・健康診断書や卒業証明書の英語版
・出生証明をできる書類?確か戸籍謄本の英訳

を私は提出しました。これらが私が大学に入る準備で大変だったことです。
一番大変だったのは、なぜかセンター試験の結果を出せと言われたのですが(バカロレアと勘違いしてる気がする)、持ってなく、高校の事務に過去にセンター試験受けたことがあるし大学の受験資格もあると書いてもらってなんとかなりました。

他にもいろいろ書類やらなんかあった気がしますが、パスポートのコピーだったり、CVだったり、そんなに大変じゃなかった記憶です。

つまり準備の時間があれば、これらは気合いで何とかなる範囲だと僕は思ってます。

それよりも大事なのは・・・
ネットが普及してたくさんの情報を、今皆さんが見ているように得ることができますが、
大学を見学せずに受験をする人も多くいます。
でも、海外での生活のことや、大学の雰囲気などは実際に見ないとわかりません
実際に旅行して、日本にあるオープンキャンパスみたいに大学を自分のその目で見て、事務の人や学生に話聞いてみて、その大学が好きになって受験するのが、一番良いのではないでしょうか。
私はまったくもって優等生ではなく、無論くじけそうになることもありますが、その時に、
自分で選んだ勉強の環境だったり、聞いていた大学の情報、プランなどがプラスの方向に効いてきます。

 勉強
勉強ですが、英語コースなので英語です。どのくらいの英語力が必要かというのは、私生活、医学、科学を英語で話せるくらいです。
それ以外言いようがありません。英語のとらえ方は個人差があると思います。英検やTOEICで高い点数取っても喋るのが苦手な人もいれば、そんなに高くないのに喋るのはうまい人もいるので、僕には一概に大丈夫とかダメとか言えません。
自信があって覚悟があれば僕ならチャレンジします。
あと患者さんとの問診は英語ではありませんが、そっちは授業に出て単語を覚えれば、必要な情報を聞き出せるくらいにはなります。
テストの難易度ですが課目によっては鬼のように難しいのもあります。聞いたところによると留年率は日本より間違いなく高いです。
その辺のリスクは覚悟すべきです。でも、「絶対に無理だ」ということはないと僕自身は思ってます。

 日本医師国家試験受験資格について
ルーマニアの大学を卒業した日本人の方々に今まで何度かお話しさせていただく機会があり、
今までのところは話したことある方の知り合いまで含め、みなさん受験できているという事実はあります。
しかし、だからと言って、厚生労働省のホームページを見た上で、卒業したら日本で国家試験を予備試験無しで受けられる保証を誰ができましょうか。
可能性は天気予報でもなんかの予想でも30%とか90%とか言いますが、過去になってしまったらその出来事は100%か0%なわけで、
100人いて90人受けられたとしても、ひとりひとりにとっては1か0です
何が言いたいのかというと、
「今までの人が受けられているからと言って、あなたも大丈夫」なんて無責任なことは言えないということです。
EUの資格を持っていれば受けられるというのではなく、審査があるわけなので、ある意味ギャンブルです。今から入学する人の6年後のことなんて、なおさらです。

結局のところ、制度も情勢も刻一刻変化していくので、
どんなに事前調査や準備をしたところで、100%の保証なんてあり得ない、
そんな中で、自分で選んで決めた道だからこそ、可能性を信じて突き進んでいける訳ですね。

すんごく長い文章になってしまいましたが、読んでいただいた人ありがとうございます。
もっと冗談入れたかったんですけど。

※ちなみに僕の大学の話はルーマニアのトゥルグムレシュの話であってルーマニア全部について話しているのではありません。大学に入るための書類や、学生の出身国の占有率、留年率なども、国ではなく大学によって様々らしいです。
留学を考えている方は、必ずご自分で大学に直接問い合わせて下さいね!

ではでは!


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posted by JMAE at 06:03| ルーマニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月31日

私にとってのJMAE青年部の意義

初めてリレーブログ投稿します。投稿の名前は好きな食べ物でうどんにすることにしました。
もちろん、好きな食べ物が変われば名前も変わります。

ということでルーマニアで医学生をしているうどんです。

まず自己紹介や大学の紹介を。
私は生まれてから22歳くらいまでずっと日本で過ごし、それから海外にきて今に至ります。(いろいろ簡略)

そして今はトゥルグムレシュというところにある英語コースの医学部の5年生を終えるところです。
ちなみに私はこの大学に入る前まで違う国で医学を勉強し3年生から転校してきました。

日本人は大学に1人で他にいません。街にも東アジアのような顔が中国人すらほぼ皆無です。
ちなみにこの大学は日本からのエイジェンシーはないので大学のことや私生活のことなど全部自分でやってます。
同学年の人数は留年や転校などで減り今は25人くらいです。
同級生の出身国は半分以上スウェーデン人、まぁまぁドイツ人、アメリカ人とカナダ人が数人、ノルウェー人1名となっています。学年によって国の占有率は異なっていて、1年生はイタリア人が多いです。
卒業するとEU圏内で通用する医師免許がもらえ、USMLEの試験を受けることに関しても問題ないので、大体の友人は卒業後は母国にもどり医師をすると言ってます。

さて、青年部に入って2年目のうどんが、
こないだ初めて参加した青年部会の集まりで感じた青年部の意義を書いてみます。

P1110141.JPG
(ブダペスト遠景)

遠い昔。。。医学生としてウキウキしていた私。。。
医学生として医者になる実感を初めて持った授業。。。それは解剖でした。
海外で生活する、勉強する、、それって何が特別なのか、、、これから得る経験なのか語学なのか。。。
私が今出した答えは”感覚”です。言葉では伝わるのは言葉だけで、感覚って何よと深そうな考えを持っている人も少なくありません。
でも、なんとなく伝わるよう頑張ります。考え方か感覚で迷いましたが、感覚のほうが近い気が私はしています。

小学生で実家を聞かれたら地区
中学校や高校で出身地聞かれたら
もっと大人になって出身聞かれたら
さらに今はどこから来たのと聞かれて日本と答える、
どんどん自分の世界が広がっていってるような気がしてた私うどんは、
自分の故郷が広くなるが故に色んな事や人とのかかわり方が、
焼酎の水割りがほぼ水のような酔えない濃度まで薄められていく虚しさも、それとほぼ同時に感じていました。。。

それでもって大学の1年生にあった解剖初日に感じた事。
それは、言葉では献体として体を提供してくれた人への感謝でしたが、
”感覚”としては他人でした。
献体になってくれた方への想いをくみ取って勉強で応え、
献体の方のコミュニティーで医療活動をし、
貢献するのが本当の意味での感謝である
と感じていることにその時気付きました。

献体の方は私に見られるために献体になったんじゃないのではないか。
全く縁もゆかりもないアジア人のために。。。

そんな勝手な私の思いは、どうしても他人として突き放されてるような気がしてなりませんでした。
正直面食らった解剖実習初日だったのが今でも鮮明に思い出せます。
違う国の同級生とも色々話をしました。

その後解剖実習ではできるだけ集中して筋肉血管神経などを見させていただいて、解剖実習を終えました。
一瞬他人ではなく見えたこともありましたが、これらのことすべては私側からの勝手な見方です。
事実としては、異国人の私に献体を提供してくださった方がいて、
それで勉強させてもらった僕がいる。
その事実を背負って、医師として貢献していく。

海外で違う言語で勉強をして、違う文化の国の同級生と話し合い得たこの感覚は日本では得られないものなのではないでしょうか。

このような感じで、海外だからこそ得られる感覚というのが多々あります。
考え方っていうのは本を読んだり、知識っていうのも調べたら増えますが、
感覚っていうのは実際に経験したことないと得られないものだと思っています。

こないだのブダペストの青年部会では、
青年部には日本では得られないいろいろな感覚を持っている人が集まっていて、
話をしてみると、なんとなく共感できるものや、そういうこともあるのかと思うもの、
それぞれの会員がそれぞれ様々な苦労や楽しい経験をして得た感覚を話し合って、
いろいろ経験してきた自分が、さらに会の人を通じて向上できる絶好の場所であり、
それも青年部の意義ではないのかと感じました。

将来ヨーロッパで働く予定の、基礎課程が終わった医学生の方!待ってます! 

次回は、私がよく受ける質問について書きます。


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posted by JMAE at 07:58| ルーマニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする