欧州日本人医師会の青年会員は現在24名。ヨーロッパの医大生や卒業生が、各国の医療・大学・就職情報などを交換したり、サポートし合ったり。

2020年03月28日

メルマガ第8回 ヨーロッパで外科医になる

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2年前のメルマガ第8回 ヨーロッパで外科医になる【2018年3月27日発行 Vol.40】

欧州日本人医師会青年部から、こんにちは!スロバキアで医学生をしている外科医志望のShotaです。今回はスロバキアでの外科実習・ワークショップについてご紹介したいと思います。

第3回でKimikoさんからもご紹介があったように、日本とヨーロッパの実習の違いの一つは学生が取り組める手技の範囲だと思います。スロバキアでは、静脈・動脈からの採血、中心静脈へのカテーテル留置術、皮膚の縫合、筋膜の結紮、腹腔鏡手術時のカメラ持ち、摘出する臓器側の血管結紮、気管支挿管、前立ちなどを学生にさせてくれます。 また、教授に個人的にお願いすれば、週に1・2回、授業のない日に第2・第3助手として手術に参加できます。先生によっては第1助手にしてくれることも!申請すればいつでも学生用の腹腔鏡の練習キット、シミュレーション実習なども利用できます。

次にスロバキアでのワークショップについてご紹介したいと思います。ワークショップ等はボードに紙を貼って募集するといった形よりも、教授が授業中に口頭で参加者を募る場合が多いです!内容は基本的に学生向けですが、後期研修医・専門医向けのものに学生が参加できることもあります。僕が昨年の10月に参加したMicrovascular workshopは専門医過程の先生向けのもので、学生の僕が参加して良いものなのかと疑問に思うレベルの内容だったのですが、教授の手厚いご指導のおかげでなんとかusefulなanastomosis(吻合)を作ることができるようになりました!

スロバキアでは若い医師がヨーロッパの他の国に留学し専門医取得後に戻ってくるケースが多いため、他国の新しい技術などを医師向けに伝えるワークショップが豊富であると聞きました。そのため、若い医師が年上の医師に教えるという光景も!積極性のある生徒には実践的なことでもどんどんさせてくれるのはヨーロッパならではの良さなのかなぁと思います!



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学生用の腹腔鏡練習キットで練習しています!日々練習あるのみ!




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2020年02月29日

メルマガ第6回 スロバキアの医学部の魅力

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2年前のメルマガ第6回 スロバキアの医学部の魅力【2018年2月27日発行 Vol.36】

欧州日本人医師会青年部から、こんにちは!東欧の国、スロバキアのコメニウス大学医学部3年次の、Yukiです。日本では余寒もなお厳しいなか日ざしが明るくなり始め、梅のつぼみが膨らみ始めた頃でしょうか。スロバキアは0度を超える日がまだまだ少なく、雪が静かに降る長い夜が続いています。

さて、今回は日本の皆さんにはあまり馴染みがないスロバキアの医学部で学ぶ魅力についてお話ししたいと思います。コメニウス大学はスロバキアの南西部、ドナウ河沿いに位置する首都ブラチスラバにあります。ブラチスラバは、中欧・東欧の国々へのアクセスが良いため、休暇にはよく大学の友人と日帰りでEU国内を旅行します。ブラチスラバの街並みは、つい最近まで共産圏の国であった事から、旧市街の外の住宅地には、同じ建物が綺麗に整列しているのが特徴的です。スロバキアのもう一つの魅力としてあげられるのは、スロバキアとハンガリーの国境沿いに広がる、カルスト山脈の美しい洞窟群です。なかでも、ドプシンスカ氷洞窟は、元オリンピックフィギュアスケート選手の浅田真央さんが訪れ、洞窟内の天然の氷の上を滑る姿が日本のテレビ番組で紹介されました。

大学のお話をします。コメニウス大学の授業は、少人数制です。1グループ10人ほどに分かれて、1〜3グループずつで授業が行われます。同じグループの同僚生徒とは、6年間公私ともに行動する事が多いため、家族であり戦友のような間柄です。医学部のカリキュラムは、最初の3年間は基礎の座学を中心に学理的な修学をし、4年目から本格的に大学病院での実践的な勉強をしていきます。

現在私は3年生なのですが、病院での問診や、病理学の解剖授業などが始まり、様々な形で患者さんと触れ合う機会が増えました。決して楽な道のりではありませんが、これからも学友たちと共に、切磋琢磨していきたいと思います!東欧にいらっしゃる際は、ぜひスロバキアにお立ち寄りくださいね。お読みいただきありがとうございました。


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スロバキアのトルバナ地方を走る列車の車窓


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ブラチスラバの大広場


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同じグループの学友たちと


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2019年12月02日

ヨーロッパで緩和ケア医を志す

初めまして、スロバキアのコシツェにある医学部に在学しているてつ太郎です。

コシツェはスロバキア第2の都市と言われ、ウクライナやハンガリー寄りに位置しています。


今回は初めてのブログになりますので自己紹介をさせてください!


私は東京の団地育ち。

実家は裕福ではないので自分でお金を貯め、奨学金を借り、スロバキアの医学部に進学しました。

日本の予備校に通ったこともあったのですが、元々アメリカのcollegeを卒業ということもあり、周りに馴染めず3ヶ月で逃げ出したという過去もあります(笑)

進学前は投資家(主にコモディティと外国為替)をしていて、たまたま投資で当たって資金に目途がつきスロバキアの医学部に進学を決めました。

人生は何があるか分からないものです。



スロバキアは東欧で、1989年まで社会主義の国でした。
社会主義時代の名残で現在も日本の団地のような建物が数多く存在しています。

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◆写真は近所の旧社会主義の団地◆
な色の塗装が特徴的


現地のスロバキア人から言わせるとこの様な建物は

「社会主義時代の名残だ!」
「見るのも嫌だ」
「住みたくない」

なんて声も多数。


ですが私は団地育ちということもあり、現在住んでいる旧社会主義の名残が色濃く残っているこの住まいをこよなく愛しています。


さて本題に入りますが、私はヨーロッパで医師になり、北欧、ノルウェーで緩和ケア医を志しています。

趣味も兼ねて勉強の傍ら、ヨーロッパの緩和医や大学教授などにコンタクトを取り、緩和ケア病棟やホスピスを訪問しています。

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◆写真は中欧で、ポーランドの最初のホスピス(ポズナム市)◆


日本人で最も世界中のホスピス、緩和ケア病棟を訪問し、世界中の緩和ケアや文化に精通して様々なことを学びたいと考えているからです。


「ヨーロッパで緩和ケアを学ぶとはどういう事?」と思う方もいると思います。


緩和ケアは英語で “palliative care”

“palliative”はラテン語で“pallatius”という語源から来ており、意味は「覆いかぶせる」などの意味。

17世紀のフランスで “palliative” 「被せる、覆う」という意味から「寒さからの緩和」となり、この事からフランス語で「緩和」という意味を持つようになり、英語で “palliative” というようになりました。


治療は大きく分けると2つあり、1つ目は医学部で学ぶ治療、英語で表すと “cure”、つまり病気を治す医療が主になります。

多くの医師を志す人は病の根治、つまり病を根本から治すこと(cure)を志す人が大半なのかもしれません。

私は病を治すではなく、治せない病の向き合い方や病と共に生きることを学びたいと考えております。

これが2つ目の治療、英語で表すと“care”、つまり病気を治すというよりも、病気による心身の痛みを取り除くことが目的となります。


医学の進歩は日進月歩で、今まで治せなかった様々な病気を治せるようになりました。

そして、日本の医療は世界の最先端といっても過言ではありません。

ですが現代医学の限界もあり、「病気を治せないのなら、せめて痛みだけは取り除こう」というものが緩和ケアの基本方針になります。


医学では肉体的な痛みに対しては痛み止めなどを、精神的な痛みに対しては抗うつ剤やカウンセリングなどの治療方法を選択します。

ケアの領域でも方法は多岐にわたり、経済的・社会的支援、アロマテラピーや心理的療法によるアプローチでどうすれば心が満たされるのか、患者本人・家族の病気の受け止め方などをケアしていきます。


例えばお母さんの「痛いの痛いの飛んでけ!」

学問的な見方をすると、実際に一時的ですが痛みの軽減になります。


よく「人に優しくしましょう」という言葉を聞きます。

言うのは簡単、実際に行うのは難しいことですが、苦しいとき、辛いときに声をかけてもらえるだけでも肉体の痛みと心の痛みはほんの少しだけ軽くなります。


先ほども書きましたが日本は世界有数の医療大国。

国民の平均寿命は世界1位!

世界1位の長寿国です。

そんな医療先進国の日本でもまだまだ他国から学べることがあります。

その一つが心のケア。


今はまだ治せない病気でも体と心の痛みを取り除き、そして、寄り添うことで人生を豊かなものへ導く。

宗教でもなく、スピリチュアルでもなく、医学を通し、上記の分野を学問に昇華させ、その知識を社会に還元し、より豊かな日本社会の実現へ少しでも尽力できたらと考えております。


また、個人で日本人の方へ向けて欧州のがん治療や、国によって違うがんや慢性疾患との向き合い方なども各地の腫瘍内科を中心に訪問し、情報発信していこうと考えています。



◆個人のブログのリンクになりますがこちらも訪問していただけると幸いです◆

ブログ→ https://medeu.blog.fc2.com/
Twitter→ https://twitter.com/serotonin_nin


以上

てつ太郎でした(◉︎ɷ◉︎ )
posted by てつ太郎 at 20:37| スロバキア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月16日

スロバキアの医学部最終学年のカリキュラム

こんにちは。9月からスロバキアの医学部6年生になるShotaです。

先日まで夏期休暇で日本に帰省していて思ったのですが、日本はとても暑かったです。スロバキア涼しい。

来月から6年生(最終学年)になるので、そのカリキュラムについて書いていきたいと思います。
僕の大学では主に4つの教科のState Exam(国家試験)とDiploma Thesis (卒業論文)で卒業できます。
  
State Examの科目は
内科・外科・小児科・産婦人科の4つです。
5年生の終わりに10個あるグループの代表がそれぞれくじを引いて、どこの科をどの順番で回るか決めます。
僕のグループは産婦人科→小児科→内科→外科でした。

それぞれの科で実習を行い、その後一定の試験対策期間があり、最後に口頭試問、そしてまた次の科の実習という形です。
口頭試問では、5人の教授が横並びに机に座っていてくじ引きで引いた3つの問題について説明し、質問されるのでそれに答えます。
僕はこれから受けるのでまだ想像できませんが、5人の教授の前で話すなんて、どんなに緊張することか(^◇^;)ちなみにいつもの口頭試問の試験監督は1人か2人です。
ちなみに自習は、国立病院であれば世界各国どこでもできます。各々、病院に申請して自習する形になります。
自国でする生徒もいますし、卒業後自分の行きたい国でする生徒、スロバキアでする生徒など様々です。

また卒業論文は、9月末までに書き終え、10月中旬に発表となっています。
卒業論文のタイトルは4年生の時に、タイトルのリストがあるのでそこから選ぶか、自分のやりたいものをその科の教授にお願いして監督になって貰うかです。
全部で50ページ以上書かなければいけないのと、科によっては臨床データが必須となっているので大変です。
ここ最近は卒業論文を書く毎日です。

卒業の時期は、全科目一発で合格できると6月なのですが、科目を落としてしまうと9月卒業になります。6月に卒業できるよう頑張ります!


来月から卒業までずっと忙しいと思うので、今のうちにドイツ語を集中的に頑張っておきたいと思います!



以上、Shotaでした。



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posted by Shota at 16:53| スロバキア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月17日

ブラチスラバで病院合同説明会

こんにちは。スロバキアの医学部5年生のShotaです。
スロバキアのブラチスラバで3月8日、9日に開催された病院の合同就職説明会に行ってきました。
この日はJob daysなので合同説明会があったみたいです。

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ドイツ、オーストリア、スロバキア、チェコの4カ国から約30の病院・医療機関が参加してました。ちなみに半分以上がドイツからでした。
今回参加していた病院は外国人医師の受け入れに寛大で積極的に勧誘していました。
旅費もホテル代も生活費も出すから実習・見学に来てくれというすごい情熱的な勧誘も受けました!
やっぱり背景にはドイツの医師不足があるのかなぁと思いました。

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昨年、僕の大学を卒業した先輩もいました。学生のうちにドイツ語を勉強して、今現在ドイツの病院で働いているので、就職活動・働き方・施設の情報や生活について詳しく教えて頂きました。生の声を聞けて良かったです。

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パンフレットとともに病院のグッズもたくさん頂きました。
また、VRを使って病院内を見ることのできるすごい勧誘のところもありました!ハイテクでした!

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今回の合同説明会は卒業後ドイツで働きたいと考えている僕にとって、とても素晴らしい機会となりました。将来の進路についてのビジョンの幅が広がりました。

ドイツ語の勉強意欲がこれまで以上に湧いてきました!これからも頑張っていきたいと思います!





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posted by Shota at 00:59| スロバキア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月19日

スロバキア・コメニウス大学医学部のカリキュラム

こんにちは!
東欧の国、スロバキアの医学部4年のユキです

スロバキアのコメニウス大学医学部のカリキュラムは、講義とプラクティカルに分かれています。


まず、講義は低学年はだいたい午前中にあり、出席も必須ではありません。
そのため生理学のように、人気の高い講義は講堂が満員になることもありますが、そうではない授業だと学年で3人しか来ないことも。。
講義に来るメリットは、口頭試問の教授と仲良くなれることと、試験勉強でわからない部分を聞くチャンスであることです。
実際に、口頭試問では講義に出ていたかを聞かれることもあります。


プラクティカルは、少人数のグループに分かれて行われれ、ほとんどの授業が100%の出席率が求められます。
プラクティカルでは、実践的な授業が行われて、実際に手を動かして医療について学びます。
高学年では、このプラクティカルクラスのほとんどが病院での実習です。
ほとんど毎日、8時から病院に行き午前中いっぱい、実際に患者さんに触れて学び、午後に講義があります。

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Yuki




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2018年09月19日

スロバキア・コメニウス大学医学部のカリキュラムの流れ

こんにちは!
東欧の国、スロバキアの医学部4年のユキです

前回の投稿からかなり時間が空いてしまいました。。。。
そして、前回までの自己紹介では医学部3年となっていましたが、無事4年生に進級できました✨✨

さて、カリキュラムの話をしたいと思います。

スロバキア・コメニウス大学では、日本と比べると手で触れ・実際に見ることのできる授業が主流となっています。
授業はどの学年でも、1人の教授に対して全学年の生徒に対して行われる講義と、1人のアシスタント教員に対して10−15人程度の小グループに分かれた生徒に対して行われるプラクティカル・レッスンの2つに分かれて行われています。

1−2年生は、座学を中心に医学の基礎学を学びます。
座学が中心ではありますが、1週間ずっと解剖だけをする授業が1年に1回づつあったり、解剖学のセミナーでは実際にご遺体に触れて授業を行います。
また、2年生の生理学では学生同士で採血の練習をしたりと、日本医学部教育のカリキュラムに比べると実践的な授業内容となっています。

3年生からは、内科と外科実習が始まり
毎週1−2回病院で実際の患者さんと問診や診察の練習をします。
また、病理学では隔週で実際に、亡くなったばかりのご遺体を病理解剖します。
そのため、様々な形で患者さんと触れ合う機会が増えます。

4年生以降からは、座学での授業はほとんどなく、
授業のほとんどを病院で行うこととなります。また、内科・外科実習の他に、専門分野に分かれた授業も行うため
より医師への道を歩んでいるのが実感できる時期でもあります。


入学時は230人であった学生が4年生の時点では100人を切ってしまうほど、
なかなか険しい道ではありますが、学友たちと共に切磋琢磨していけたらと思います!



お読みいただきありがとうございました。

次回は、大学のカリキュラムについてお話させていただこうと思います。


Yuki




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2018年01月21日

スロバキア・コメニウス大学の進級試験

こんにちは!
東欧の国、スロバキアの医学部3年のユキです

前回は休暇で訪れた、Demänovskaの洞窟についてお話させていただきました。
今回の投稿では、スロバキアのコメニウス大学での医学部内の進級試験についてお話させていただこうと思います。

まず、私の在学しているコメニウス大学は2学期制で
冬学期(前期)と夏学期に(後期)に分かれています。

毎年、微妙なズレはあるものの
冬学期は9月の第2週〜12月の第3週までの13週間、夏学期は2月の第2週〜5月の第4週でイースター休みが1週間半ほどあるのでそれを除くと大体13週ほど授業期間があります。

日本と比べると、大学での授業は少ない印象ですね。

冬学期と夏学期の間は、冬は1月第1週から夏学期が始まるまでは進級試験の期間になっており、
夏は5月の第4週から7月の第1週までが進級試験の期間です。

進級試験は大体の科目が、

1) 筆記試験 
2) 実習試験
3) 口頭試問

の3つのパートに分かれています。

1)を合格したら、2)、3)とステージアップして試験が進むスタイルなのですが、
毎回この合否を待つ時間が苦痛です。笑

どの試験も事前にテストの問題が公開されているものが殆どで、筆記試験は毎回大体500問からおおくて700問ほどの中から出題され、実技は80題ほどです。

学期末の試験で、口頭試問があるのは日本の医学部と異なる事かと思いますが、
欧米の国々の試験では一般的な試験方法です。

口頭試問は、さらに3つほどのパートに分かれています。
どのパートも大体50〜80問ほどの質問があり、その中から試験では問題をくじ引きで決めるんです。

そう、 くじ引き。

自分の得意な問題にあたる事もあれば、ノートすら作らなかった問題にあたってしまう事も。。
(全部、勉強すれば問題ないのですがね。。

また、口頭試問を受ける教授によっては仲良しの教授にあたる事もあれば
厳しい教授にあたる事もあり、教授によって評価も大きく異なります。


日本と違い入学が比較的簡単なスロバキアの大学の医学部は、
進級でバンバン落とされてしまい、入学当時は230人ほどいた生徒は、3年生の時点で120人ほどになっています。。


これからも、気を緩める事なく、
大学の学友たちと切磋琢磨していかなくてはと思います

お読みいただきありがとうございました。

次回は、大学のカリキュラムについてお話させていただこうと思います。


Yuki




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2017年12月24日

Demänovská Dolina (デマノフスカ・ドリーナ)ーブラチスラバ市街観光

こんにちは!
東欧の国、スロバキアの医学部3年のユキです

試験がひと段落したため、リプトフスキー・ミクラーシュ市のデマノフスカ・ドリーナという場所に羽休めに来ています。

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リプトフスキー・ミクラーシュは、首都ブラチスラバから列車で約4時間ほどの
スロバキアの中央北側に位置する街です。
ポーランドとの国境沿いに聳え立つTatra山脈のふもとにあり、スキー客のための可愛らしいコテージハウスが小さな村のように、建ち並んでいます。

Tatra山脈のスキー場の雪質はサラサラっとしていて、
スキー・スノーボードをされる方には魅力的なスキー場として、東欧で有名です。

スロバキアの魅力の一つとして、雄大な自然があげられるのですが
中でも美しい洞窟の数々は一見の価値あり!です。

2014年にフィギュアスケートの元オリンピック選手の浅田真央さんが、ドプシンスカ洞窟という氷で覆われた洞窟でスケートをされたことから、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
スロバキアには、南部のカルスト地帯を中心にこのような洞窟が2400ほどあると言われています。
そのうちの700程が、ユネスコ世界遺産登録されています。

今回、私が観光したデマノフスカ・ドリーナにもデマノフスカ氷洞窟という、ドプシンスカ洞窟のように氷で覆われた珍しい洞窟があります。残念ながら観光ができるのは夏の間だけなのですが、冬の間はその他にも4つほど近場の洞窟を見学することができます。

コテージハウスのオーナーの奥さんは、とっても優しくお料理も美味しくて
ブラチスラバに戻る頃には丸々と太ってしまいそうです🐷

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次回は、医学部の試験のシステムについてお話しようと思います!
それではまた! 

Yuki




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2017年12月17日

スロバキアより、初めまして♪

みなさん、はじめまして。
東欧のスロバキア、コメニウス大学医学部3年次のユキです

スロバキアは、日本の皆さんにはあまり馴染みのない国かと思います。💦
これから少しずつ、スロバキアの街の魅力、スロバキアの医学部に通う雰囲気を皆さんにお伝えできたらと思います。

どうぞよろしくお願い致します


さて、さっそく今回は、
自己紹介をしつつ、スロバキアでの生活の様子についてお話しようと思います。

私が現在住んでいるのは、スロバキアの首都、ブラチスラバという街です。
街の人口は約42万人、街の面積は約360km2、人口密度は1,135.4人/km2。
東京の面積が2,191km2と考えると、首都にしてはかなりこじんまりとしている、可愛らしい街です。

ブラチスラバからは、他の東欧の国々にアクセスがよく
ハンガリーのブダペストまでは、電車で約4時間ほど、チェコ・プラハまでは夜行バスで7時間ほどです。
なんと、ウィーンまではバスで45分でいけてしまいます

ブラチスラバの街並みは、旧社会主義の名残がまだ残っており
旧市街をすぐ出たところの住宅地は、同じ見た目の建物がずらーーーっと整列しています。
見た目も華やかなものは少なく、コンクリートの打ちっ放しの住宅地が立ち並びます。
外観とは裏腹に、中に入るとシャンデリアがあったり、お洒落な内装のアパートが多いです。


私は現在、同級生のポーランドの男の子1人、女の子1人とフラットシェアをしています。
もともと物価はかなり安いのですが、

➀120m2、3DK、バルコニー付きで一人400ユーロ
➁大学から徒歩3分
➂ポーランド人の女の子の料理が、ものすごく美味しい

という魅力から、2年ほど前から3人で暮らしています。

2年住んでみてわかったのは、
国境を超えたフラットシェアには、言葉の壁以前の様々な忍耐が強いられる場面が多々ある事なのですが、、、
このお話は、また今度したいと思います。

ですが!
フラットメイトも全員、同じ大学の同じグループで就学しているため
お互いに教えあったり、助け合いながら楽しく生活をしている事には変わりありません。


ここまで、お読みいただきありがとうございました。
どうぞ、またお立ち寄りくださいね。

Yuki


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posted by JMAE at 00:23| スロバキア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする