欧州日本人医師会の青年会員は現在24名。ヨーロッパの医大生や卒業生が、各国の医療・大学・就職情報などを交換したり、サポートし合ったり。

2015年10月10日

欧州日本人医師会ワルシャワ健康相談会のお知らせ

欧州日本人医師会は本年10月に、記念すべき第10回の年次総会をワルシャワで開催します。
それに伴い10月18日(日)に日本人を対象とした無料健康相談会を行います。

日時:
2015年10月18日(日)
10:00-13:0014:00-17:00

場所:
Hotel Novotel Centrum
ul Marszalkowska 94/98, 00-510 Warsaw


参加医師:
総合診療科/内科/小児科 4名
外科 1名
産婦人科 3名
精神科(メンタルヘルス) 1名
眼科 1名
労災担当内科 1名
研修医 3名

申込み方法:
 電話申し込み
電話番号:(49)9951−9493−399
※平日および土日祝日 ヨーロッパ中央時の16時から18時に受付

 メール申し込み
健康相談申込書」にご記入の上、
Eメール: ynemoto@iryo.com (根本)まで。

まだ空きがあります!どうぞお気軽にご連絡下さい。
ポーランド在住の方は勿論のこと、在住日本人医師のいない近隣国にお住まいの方も、この機会に是非どうぞ。



注:これは健康相談であり、診察ではありません。当医師会会員は欧州内の医師免許を所持し、独自で診療行為を行うことができるのですが、今回は相談会という設定ですので相談のみとさせて頂きます。従いまして、症状を元にしたアドバイスは可能ですが、検査は出来かねます。また薬の処方もできません。ただし、既に医療機関で診断された症状についてのご相談やセカンドオピニオンとして利用して頂くことは可能です。


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posted by JMAE at 05:12| 欧州日本人医師会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月23日

日本の医大卒でEU医師免許を手に入れる方法

皆様、こんにちは。
「日本の医大卒でEU医師免許を手に入れる方法」について、お問い合わせを頂きました!

現在の当青年部会のメンバーは全員ヨーロッパの医大卒なので、
正会員のスカイプ例会で、お話しを聞いてみました。
(但し、最新情報ではありません。色々な規則は常に変わっていますので、最新情報はご自分で目的国の担当機関にお問い合わせ下さい。)

まず、基本的には、日本の医師免許や専門医資格をEUのものに書き換える事はできません
大体は試験(口述、筆記、両方のパターンあり)が必要で、国によっては実習が必要となる場合もあります。
ただ、日本の医大新卒でヨーロッパに来るか、専門医になってからヨーロッパに来るかでは、後者の方が勿論ハードルは低くなっています。
あと、語学試験は大体どこの国でもあり、医師として働くなら当然の事ですが、かなり高レベルの語学力が要求されます。

もう一つ注意しなくてはならないのは、
EUで医師として働くには、医師免許だけでなく、滞在・就労ビザが必要になるという事です。
医師不足の状況ではビザは下りやすくなりますが、
医師過剰の状況だと、規定を満たして医師免許を手にできてもビザが下りない、という事もあり得ます。

先日のスカイプ例会に参加していた正会員の話しでは・・
イタリア:無理!
スウェーデン:言語がかなり厳しい。
ギリシア:ギリシア語で内科・外科・小児科の国家試験(筆記・口述)が必要。実習も必要。
イギリス:語学試験はネイティブレベル。EU内の他国からでも語学試験が必要。就労ビザ取得が非常に難しく、99%出ないだろう。
ドイツ:日本の医大新卒で1年間の実習と国家試験(口述)が必要だった例や、日本で専門医になってから来たら筆記試験のみだったという例あり。州によっても異なる。語学試験は大体C1レベル。現在は全体的に医師不足なので、資格があって就職先もあればビザは下りやすい。
フランス:先日の記事「フランスでの外国人医師ビザ発給について」の通り、難しい。
ブルガリア:ブルガリア語で学生と同様の国家試験(内科、外科、小児科、婦人科、感染症・公衆衛生)が必要。

レジデント制(卒後研修)の有無や制度については、国ごとに違います。
また、東欧は物価が安く、従って給料も安いため、その国の中でなら生活できるのですが、日本へ里帰りしたり外国へ出たりするのは難しくなります。
書類手続きなどは相当煩雑になる事を覚悟しておいた方がいいでしょう。

一般的に言えるのは・・・
・語学力(英語ではなく、その国の言語)が大前提。
・医師不足の地域(僻地)からだと、EUに入りやすい。
・医師としてのキャリアは高い方が有利。但しキャリアによって給料が高くなるため、無駄に高いキャリアだと雇用先を見つけるのは難しくなるかも。

結局のところ、かなり難しいけれども不可能ではない、といったところでしょうか。現に正会員の中には日本の医大卒の先生もおりますから。
でも一番効率的なのはやはり、将来働きたい国で医学を修める事だと思います。
皆様のご健闘をお祈りします!

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2015年09月12日

ドイツで病院実習をしてみた件。

こんにちは。
ワルシャワの医大生、愛之助です。

今年の夏は、初めてドイツで病院実習をしてきました。

場所はフランクフルトから電車で20分のハナウという街。
ワルシャワと比べると小さくて、移民も多くて生活しづらかったです。
宿泊先はホテルだと高いので、Airbnbという携帯のアプリでアパートを借りました。

実習を引き受けてくれたのは、以前ワルシャワ空港で出会った整形外科の先生です。ドイツ人のお医者さんだというので名刺をもらっておいたのでした。

職場はとってもきれいで、診察室はこんな感じ。
Picture2.jpg

レントゲン室
Picture3.jpg

簡単なオペ(局所麻酔でできるもの)はここでします。
Picture4.jpg

大きめのオペは麻酔科の先生が所有しているオペ室で行います。
Picture5.jpg

医療用語は英語・ラテン語とほとんど同じなのでカルテは問題なく読めました。
ドイツ語での診察は先生の見よう見まねで何とか。

実習はとても充実していて、ドイツの職場を体験するという意味でも有意義でした。
ただ私にはやっぱりポーランドの病院が合ってるようです。笑
ここは天国です


実習以外では、、、

友達とフランクフルトへ繰り出すと、たまたまMainufer Festというお祭りの最終日で花火が見られました。
Picture6.jpg

Picture7.jpg

日本の夏祭りのようで、すごい熱気でした。
名物らしい乗り物にのってみると、、絶叫

そんなこんなであっという間に2週間の実習は終わり、ポーランドへ戻ると、、、どっと疲れが出て、回復するまでしばらくかかりました。

結論、やっぱりワルシャワが住みやすい

以上、愛之助でした


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・ヨーロッパで働く研修医(まだ専門医になっていない医師)
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2015年08月18日

ドイツでの就職活動:外国人医師準備コース

皆さんこんにちは。ドイツのリハビリ病院の勤務医のSoulです。ドイツで働き出してから時間が経つのはあっという間で早くも2ヶ月が過ぎました。

前回はドイツでの就職活動、滞在許可について軽く紹介しました。大分時間が空いてしまいましたが今日はその続き、ニュルンベルクの外国人医師準備コース『VIA-Institut』について紹介したいと思います。

VIA-Institutはニュルンベルクで20年に渡って外国人医師の就職をサポートしていて、受講生の95%がその後ドイツの病院にて就職を果たしているという実績のある機関です。

もちろんこの講座に通わなくても既にドイツ語能力試験を取得済みであれば、自分で履歴書を書いて面接に通れば就職をすることは可能です。私の場合はドイツでの病院実習はおろかドイツに滞在したことすらもありませんでしたので、医師会の先生の勧めもありこの講座に通うことに決めました。

外国人医師準備講座の内容は簡単に紹介すると大きく分けて三つ。

@診察に必要な医療ドイツ語を学べる
Aドイツ語での履歴書の書き方と面接対策
Bドイツ医師免許取得サポート

医療用語はもちろんドイツでの就職活動に必要なアドバイスを得られることに非常に魅力を感じました。20年の実績から、VIA-Insitutとコンタクトがある病院のポストの空き状況など、参加者の希望に応じて必要な情報と適切なアドバイスを受けることができます。

この準備コースは3月と10月の年に2回開講します。期間は5ヶ月でPart1とPart2に分かれています。

Part1は医療ドイツ語と面接までの準備に重点がおかれ、Part2はEU圏外医学部卒業者がドイツ語医師免許を取得する際に必要な専門科目の試験対策に重点が置かれています。(EU圏内の医学部卒業生であればPart1だけで十分という印象でした)

受講できる条件としてドイツ語B1レベル取得していること。書類審査後、電話での面談を経て受講許可がもらえるという流れです。参加者は各35名ずつで世界中から受講希望者が殺到します。そのため審査はかなり厳しく、ドイツ語できちんとコミュニケーションが取れないと、条件を満たしていても受講することができません。

この講座に通って良かったなぁと思うのは、受講後間もなくVIA-Institut会長からの推薦で面接の話を頂けたことです。実績のあるVIA‐Institutからの推薦ということもあってかドイツに来て初めての面接で内定を得ることができました。ドイツの先生の話によるとそんなスピード就職なんて普通はまず有り得ないということでしたので、本当にこの講座に通って良かったと思います。就職してからもドイツ語での病院勤務に問題はなく、労働環境と上司に恵まれ毎日充実していまするんるん

何より自分の財産になったのは、受講中知り合った世界中からの同僚達との出会い。受講中は互いに励まし合い、同僚が就職を決める度に皆でお祝いしたり 

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南米、ロシア、アジア、中東諸国、ヨーロッパ国内から20以上の国からの受講者。講座が終わってからもこれからずっと関係は続きます♪

IMG-20150805-WA0012.jpg

就職するにあたりVIA-Institutの会長、講師の先生方、同僚達、就職活動中サポートして下さった医師会の先生方に改めて感謝したいと思います。

今回紹介したVIA-InstitutのHPはこちら↓
http://www.via-institut.de/

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欧州で就職を希望する卒業間近の学生のために就職サポートもしています。
興味がある方はお気軽に御連絡下さいね。
 



posted by JMAE at 03:34| ドイツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月27日

ドイツで入院すると・・・

皆様こんにちは、ドイツの医師Sachiです。
「そちらの病院(病室・食事)ってどんな感じですか?」というご質問があったので、
数年前の写真ですが、引っ張り出してきましたー。

P1070380.JPG
↑これは大学病院の個室で、
部屋の中にはベッドとベッドサイドテーブルの他に、
普通のテーブル、椅子、トイレ、シャワー、洗面台
があります。

科にもよりますが、ドイツで一番多いのは多分二人部屋。
最大で四人部屋で、それ以上のは私は見た事がありません。

6_P1070400.JPG
↑自分で動ける患者さんが多い病棟だと、
病棟にこんな患者さん用の食堂があり、
朝食のブッフェが用意され、歩ける人は食べに行きます。
(ブッフェで食べたい一心で、頑張って歩けるようになろうとする面も・・・ )

7_P1070410.JPG
↑ドイツでは昼食がメインで、
病院では基本的にあたたかい食事はお昼だけです。
この日の献立は、
スープ、サラダ、
お肉の煮込み、パスタ、人参、
プリン、焼き菓子。
結構おいしいんですよ。

8_P1070383.JPG
↑晩御飯はこんな感じ。
パンが食べられない患者さんにはあたたかいスープや流動食が出ますが、
基本的にはこういう冷たい食事です。
晩にはどっしりとした黒パンが一般的。
この日の献立は、
パン、バター、ソーセージ、チーズ、フルーツティー、根菜サラダ、ヨーグルト。
パッと見淋しい感じですが、量は結構あります。

どうしてもあたたかいものが食べたい人は、カップスープでも持って行くといいかも。
あと、病院の晩御飯は早い(大体18時頃)ので、夜食用のおやつも用意していくのがオススメ。

飲み物は水、コーヒーや各種お茶などが、
常時用意されていて、セルフサービスで取って来る事ができます。

ドイツでの入院、私は結構快適だと思いましたが、どうでしょう?


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posted by JMAE at 04:20| ドイツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月15日

開業家庭医院より

皆様、こんにちは。
ドイツの医師Sachiです。

今月から開業家庭医の個人医院での勤務を始めました。

大学で初めて診察術を学び、でも最近の大病院では普通の診察は余り重視されず、
実習で聴診して「何かおかしい・・・」と思って病棟医師に報告しても、
「どうせレントゲン撮るから」「心エコーするから」
などと言われて相手にされず、がっかりした経験、皆さんにもあるのではないでしょうか。
「胸部の打診?今どき誰もしないって」とか。

当院には胸腺腫(Thymom;Thymoma)の患者さんがいます。
かなり珍しい病気で、開業して25年の院長でも2例目だとか。
どうやって見つけたのか話しを聞いて、びっくり。
「日常的な動作で息があがるようになって来院されたんだけど、
心拍数が増加していて、心音が弱く、
胸部を打診したら、心臓が拡大していた。
これはいかんと胸部レントゲンにまわしたら、見つかった」
ハイテク機器がなくてもここまで診断できるのか!と、ちょっと衝撃でした。

「胸腺腫の後で気を付けなければいけないのは何か知っている?
これ、心エコーにまわした先の内科医も知らなくて教えてあげたんだけど、
重症筋無力症(Myasthenia Gravis)だよ。」

所謂「風邪」で来院した患者さんも、
必ず心臓と肺の聴診をし、扁桃腺と鼓膜を見て、リンパ節を探る。
そんな院長のもとでの勤務は、とっても勉強になります!

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2015年06月27日

10月まで夏休みだーーー!

お久しぶりです。
ポーランドの医大生、愛之助です

5年生とその試験期間がサラッと過ぎ去り、医学部生活も残り1年となりました。
私の海外生活はそろそろ11年目に突入したのかな
16歳の時から好き放題あっち行ったり、こっち行ったりしているのです。。
これはもう何というか、、家族のおかげですね

photo.JPG

試験終了の前祝い(笑)、昨日作ったちらし寿司です。

どんなに試験勉強が間に合っていなくても、美味しいごはんと6時間以上の睡眠だけは欠かせません。
16時頃になると部屋が暑くて勉強もはかどらないので、外にお茶しに行ったりご飯食べに行ったりします。
そんなこんなで今日、最後の試験を終えた愛之助。

これからお祝いです

欧州日本人医師会のホームページが新しくなりました
http://www.eu-jp-doctors.org/


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posted by JMAE at 02:46| ポーランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月19日

理事の手作りスイーツ

こんにちは!
皆さんは医者にどんなイメージを持っていますか?
怖い?偉そう?

当医師会のメンバーの前歴や趣味は、とっても多彩です。
私は常日頃から密かに「医師会の中で同好会が沢山作れるな・・・」と思っています。
今日は、某理事(ベテラン男性医師)の手作りスイーツを御紹介。

SDC10264.JPG
みたらし団子

SDC10262.JPG
梅ヶ餅

SDC10258.JPG
花見団子

SDC10474.JPG
水無月

SDC10478.JPG
お饅頭

SDC10484.JPG
羊羹

SDC10320.JPG
アップルパイ

「全部簡単に出来ますよ」との事です

食べたい物が売ってなければ作る、臨機応変さ。
これ位はちゃちゃっと作れるという、器用さ。
億劫がらない行動力。
仕事はしっかり、プライベートも楽しむ。
大事だと思います!

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posted by JMAE at 05:47| 欧州日本人医師会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月10日

フランスでの外国人医師ビザ発給について

フランスでの外国人医師ビザ発給についてお問い合わせがあり、
フランス在住の正会員の先生の回答をこちらにシェア致します!

*****

フランスはEU諸国の中でも、外国人医師に対して最も閉鎖的な国と考えられます。
EU圏内で医師免許を取得した人については、建前上はフランスでも就労可能ですが、
実際にはポストは限られており、フランス人の行きたがらない地方のポストしかない
というのが現状です。

従って、EU圏外医師免許取得者に対しての就労ビザの発給はあり得ません。つまり、
EU圏外の医師に対しては、日本人であれ、米国人であれ、等しく、医学部1年生からの
入り直しを要求されるからです。従って、学生ビザが与えられるに過ぎません。

既に専門医の資格を取得しているEU圏外医師については、不定期に行われる資格
評価試験に合格せねばなりません
。基礎医学から臨床医学まで幅広く出題されますが、
これがクセ者で、必ずしも実力本位ではなく、その時々の国際関係の政治情勢にも左右さ
れます。つまり、フランスにとって政治的メリットのあるEU圏外医師の合格率が高くなると
言われています。

フランスは移民を広く受け入れていると思われがちですが、それはあくまでも、したたかな
政治的配慮に基づいています。従って、長期的に見て、フランスに都合の良い移民のみ受け
入れ、それ以外は英国に渡らせようとして、英仏海峡のフランス側に難民キャンプを設けて、
そこに相当数が収容されています。

このため、当然ながら、EU圏内で医師免許を取得した人についての受け入れも慎重ですが、
ましてEU圏外医師については門戸が極端に狭く、フランス語レベルのB1, B2, C1 の取得云々
は補助的な判断材料に過ぎません。

周知の通り、フランスも「コネ社会」ですので、内閣府やフランス医師会に強力なコネを持って
いる人は、上記の難関も多少は突破しやすくなると思います。しかしながら、それも「ある程度」
のレベルであり、絶対ではないことを銘記して置かねばなりません。

以上より、将来フランスで医師としての就労を希望する場合は、直接、フランスの大学医学部を1年生から就業するのが最善です。C1 レベルのフランス語力があれば相当有利ですが、
講義の理解だけでなく、プレゼンやポリクリをクリアーするためにも、少なくともB2 のフランス語
レベルは必要です。

*****

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2015年06月02日

ドイツでの就職活動:滞在許可について

皆さん。こんにちは。ブルガリア医学部卒業生のSoulです。

ドイツでの就職も無事に決まってようやく医師としてのキャリアを始めることができ、不安と期待が入り混じっています。

現在、東欧を中心に留学中の医学生の中にはドイツでの就職を考えたことがある人がおられると思います。
前回のSachi先生に続き、ドイツでの就職活動についてこれから少しずつ紹介していきたいと思います。今日は就職活動の第一歩として、ドイツでの滞在許可について少し触れたいと思います。

前回Sachi先生が紹介して下さったように、ドイツでは決まった時期に応募するのではありません。医師就職サイトを見て、研修医を募集している病院に自分で応募する方法をとります。(詳しくは前回のSachi先生の記事を参照下さい)

原則としてEU圏外出身の日本人は長期滞在ビザなしで滞在できるのは90日間です。その90日間の間に病院に応募し、面接を受け、全ての書類手続きを終えるのはよっぽどの事がない限り不可能だと思います。そこで長期滞在ビザの取得が就職活動の第一歩となります。

EUの永住権をもっている方は別として、持っていない方がドイツに90日間以上滞在するには、まずは語学ビザで最大一年間の滞在許可の取得が得策だと思います。

ゲーテインスティテュート、Volkshochschuleなどの語学学校に三ヶ月以上通うのであれば、日本人はドイツに渡航してから語学研修生として、長期滞在ビザを申請することができます。語学学校に通ったあとにも、就職活動に必要な期間を考慮する必要があります。ですのでしっかり計画を立てて移民局でできる限り長い期間の滞在許可を申請するのが良いでしょう。たった三ヶ月だけ語学学校に通う場合であっても最大一年分の滞在許可を申請することが出来ますので、そこは安心してください。

私の場合は外国人医師のトレーニングプログラムに応募して、語学研修生として滞在許可を得て就職活動の時間を得ることができました。時間的に余裕を持つことで、就職活動にも集中できることが出来ますので、語学研修生として渡欧するのが現時点ではベストだと思います。

とはいえ、滞在許可に関するトラブルは付き物ですので、語学学校を選ぶ場合にも日本人の受け入れの実績がある語学学校に問い合わせてしっかりとしたサポートを受けられそうな機関を選ぶことをお勧めします。私の場合、日本人の受け入れの実績がなかったため、残念ながら滞在許可取得のためのサポートは十分ではありませんでしたので、トラブルもあり苦労しました。

それでも滞在許可が出れば、とりあえずは一安心。そこからドイツ語検定取得など就職に必要な手続きに集中できる環境が整います。これで就職活動の第一歩を踏み出せるのです。

少しわかりづらい説明になりましたが、滞在許可取得について軽く紹介させて頂きました。次回以降も少しづつ就職活動のプロセスを紹介していければと思います。

ではでは、今日はこのあたりで。次回をお楽しみに。

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